14. 常識が人を三日月にする 11

(K)わかりますかね?

 

 

(佐藤康行)わかるようにするんです。自分も対人間に対比しながらやるとよりわかる。

わかるというのは単なる理論だけじゃなくて、自分がその場に行った時に「はっきりわかる」というのがある。あ、本当だ、本当に変わるわってわかる。

 

 

(K)そうなったら変わりますよね。

 

 

(佐藤康行)それをやってみたらいい。クレーマーでもいいし、手の焼ける子供でもいい。

「絶対あなたは問題ない」とやる。見る見る間に変わっていく。絶対的な信頼をしているっていう。たった二回目だけど、会話だけでも出来るんですよ。

全然問題がない。

 

 

(K)スクールカウンセラーにしろ臨床心理士にしろ資格があるのに、どうして学長は出来るのか?

 

 

(佐藤康行)「何が違うか」というと、ほとんどその人たちは生徒なんですよ。学ぶということは生徒なんです。私は先生がいない。世の中になかったものにしか興味がないから、「教える」というのはもともとあったものをやるけど、私はもともと興味がない。

だから誰もやっていないパイオニアで誰もやったことがない事にしか興味がない。だから学んでという感覚ではない。だから毎日のように朝方インスピレーションが出てくる。

 

 

(K)学んでいても不安なのに誰もやっていないことをやっていたら絶対不安になるはずだが?