17. 常識が人を三日月にする 14

 

(K)「愛で愛で」と思っていた。「先生たちからこう突っ込まれたどうしよう」という思いがあったのが、私は「愛で」、とか「教育者こそ愛を持たなければいけない」という話をした時に、「それが甘やかしじゃないですか?」って言われるのが、甘やかしと愛とごっちゃになる時がある。学長の話を聞いて、恐怖の部分も合わせ持たせるとわがままじゃない。

 

 

(佐藤康行)それから叱るのは何のために叱るのか。自分の思い通りにさせれるために叱るのか、それとも相手の力を引き出すために叱るのか、全然違う。

だからそういう叱り方を研究する。あなたにこんな能力があるのになぜそれを生かさないんだと。

 

 

(K)それは学長はその人を洞察力で見ている?

 

 

(佐藤康行)だって満月で見ているじゃ無いですか。洞察力もいらない。最初から満月だから。

 

 

(K)わかるけど保障はない

 

 

佐藤康行)保障は「満月である」っていうこと。満月は保証です。だってお月さんは三日月ですか?お月さんはそんな形ですか?保障なんていらないんです。雲の上に太陽。保障いりますか?空が全く雲で覆われても太陽が無いって言われますか?そんな人いますか?

保障もいらないし、証拠もいらない。前例もいらない。私は前例のないことをやってきている。

どんな人も断ったことが無い。