37.本物の教育者としての常識(2) ~教育セミナーより抜粋~

佐藤康行「教育セミナー1DAY」より

 

現役教職員が対象の教育セミナーを夫婦で開催した事があります。その時のリライトからの抜粋です。

 

どのシーンを切り取っても、奥が深くて佐藤学長が言わんとしていることが、ビシバシ伝わって来るのは何年経っても色あせることがありません。

 

「本物の教育者としての常識」シリーズでお届けさせていただきます。

 

「教育者」とは、学校などの教育機関のみならず、全ての全てに通じる事だと思います。「教育をしている者」は、実は「教育をされている者」だとも感じて居ます。

 

 

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《受講生》 教育者としての常識としたらやっぱりその子を良くしたいとか、その子にもっと良くなって欲しいっていうか、完璧だったらもっとそこを光らせて欲しい、とか

 

《佐藤康行》うん、「完璧を光らせて欲しい」ね。

 

《受講生》 もっと良くなって欲しい、成長して欲しいところだと思います。

 

《佐藤康行》 はい、他どうぞ

 

《受講生》 幸せに生きていけるように

 

《佐藤康行》 「幸せに生きていけるように」

 

《受講生》 はい

 

《佐藤康行》 はい、どうぞ。はい。

 

《受講生》 より良い人間になるために、より良い考え方なり、そういうことを学ばせたり、人間としての良い成長・・・。

 

《佐藤康行》「より良い考え方」っていうのはどういう・・・

 

《受講生》より良い考え方?

 

《佐藤康行》うん

 

《受講生》やっぱり自己肯定

 

《佐藤康行》あ、「自分を肯定」ね、はい。はい、わかりました。はい、どうぞ

 

《受講生》幸せに満ち溢れた子供を作る。

 

《佐藤康行》「幸せに満ち溢れた子供」。はい、どうぞ他。本物の教育者ですよ。いいですか?

 

《受講生》自立とかあと責任感とか、要するに。あと、自分にも相手にも感謝の気持ちを忘れない。

 

《佐藤康行》「感謝出来る人間を」、はい、他。

 

《受講生》本物の教師の常識というのは、信念を持っている。

 

《佐藤康行》「信念。」はい。他、どうぞ。

 

《受講生》何のために生きて、何のために働いてっていうところがわかるようにしてあげる、っていうか

 

《佐藤康行》「そういうものを、明確にしたい」。はい、他どうぞ。

 

《受講生》生まれてきて良かったとか、生きていて嬉しいとか、だと思います。

 

《佐藤康行》「そういう気持ちがみんなが持てるようになる」。

 

《受講生》はい

 

《佐藤康行》はい、他どうぞ

 

《受講生》えーと学長そのものだと思っていて、やっぱり愛に溢れた人だと思います。

 

《佐藤康行》「愛に溢れた人」ね。はい、他どうぞ。

 

 

 

(つづく)