40. 本物の教育者としての常識(5)

佐藤康行「教育セミナー1DAY」より

 

現役教職員が対象の教育セミナーを夫婦で開催した事があります。その時のリライトからの抜粋です。

 

どのシーンを切り取っても、奥が深くて佐藤学長が言わんとしていることが、ビシバシ伝わって来るのは何年経っても色あせることがありません。

 

「本物の教育者としての常識」シリーズでお届けさせていただきます。

 

「教育者」とは、学校などの教育機関のみならず、全ての全てに通じる事だと思います。「教育をしている者」は、実は「教育をされている者」だとも感じて居ます。

 

 

 

*********************

 

 

 

 

だから自分で考えてやるんだから、信念も出来てくるでしょう。

 

そのまんまその人間は、ただ言われたことをやる人間じゃなくて、自分で考える人間だから社会に役に立つ思いますよ。

 

ほっといてもちゃんとやってくれる。監視なんかしなくていいわけです。どうですか。もし、これがあの学校経営だとしたらすごい利益出ると思いますよ。そうでしょ。

 

だってみんながやってくれて、みんなが自立心でやるならね。

 

極端に敢えて言うならね、その学校、校長先生がひとりでいいかもしれない。あと、全部みんなにやってもらう。うんと極端になる。

 

で、みなさんの中にいろんな知識もあるし、経験もあるし、それから、ね、みなさんの中にやる気もあるし、全部あるわけです。

 

そしてあなたにしかない個性もある。世界にあなたと同じ人はいない。

 

そしてなおかつあなたの真我、本当の素晴らしい愛そのものもあるわけです。

 

全部備わっているわけです。その備わっている力を使うんです。

私、病院もやってますが、私が治すんじゃないんですよ。

 

 

薬が当然治すんじゃないんです。本人が、本人の中で治すんです。

 

 

 

(つづく)