74. 親御さんから満月教育への質問と回答 5

 

 

Q.我が家には、昨日5歳になったばかりの男の子と、3歳の女の子、1歳の男の子がいます。毎日バタバタ暮らしています。

人間はみな完璧で素晴らしいということを聞いていて頭では分かっていても、子供と毎日1人で向かい合っていると、そう思えません。

お風呂の時間も3人で騒いでいる。毎日怒ったりしてるんです。

理論も分かりますし、そうだなと思うのですが、実際のバタバタの中の子供との向き合い方、考え方を子供との実生活に落とし込んでいくには、どのようにしたらいいんでしょうか?

 

 

【佐藤康行】

A.なるべく具体的に話します。

簡単に一言でいくと、親が上だと思っている所が問題です。

子供を先生だと思う。これだけでガラッと変わります。

子供が全部、親である私に教えてくれている。そう思うことです。

暴れたりするのは「お前、分かれよ。まだ分からないのか」と言われていると思えばいい。

具体的な例で言うと、ある引きこもりの子を持ったお母さんがいたんです。

ゲームばっかりして学校も行かないし、何もしようとしない。

ずっと家に引きこもりっぱなしだった。

私はそのお母さんに、

「ゲームばっかりやっている。すごいじゃない。だって今、成功してる人、インターネットがほとんどですよ。インターネット=ゲームですよ。そういう成功者がいっぱいいるじゃない。子供、そういう才能があるんじゃない?その子供から習ったらどう?「ねぇ、教えて」って部屋に入っていって。「あんた、すごいわね」って。「すごい!お母さん、そんなこと分からなかった。もっと教えて」って。その子供の残りの眠っている才能を、その見えない部分を言ってあげればいい。

できたら、表に出なかったら、ポケモンGOをやったら、表に出ざるを得ないでしょう?

ポケモンGOやって、お母さんついていったらいい。

子供に「どこ行くの?」

「ああ、それ、取れたの。よかったね」って。

例えば、そういう風にしてやれば、そのまんま親に教えてあげてると、親に役に立ってると思えるわけ。子供から教わってるわけ。

今、世の中に起きてることはね、だいたい親が上だと思って子供を育てなきゃいけないと思う。そっから問題が起きてる。

反対をやる。育てられてると思えばいい。そうすると、ものすごい楽になります。そのスイッチを反対に変えただけで楽になります。

子供には教わればいい。

子供が暴れてどうのこうのと言っているけど、何もしなくなったら困るでしょう?だから、暴れるのはいいわけ。

思いっきり暴れるようなものをなるべく一緒に考えてあげたらいい。

スポーツなんか思いっきり暴れなきゃダメでしょう?

格闘技だったら、相手を殴らなきゃダメでしょう?

何を生かせるかということを一緒に考えてあげる。

そして、できたら自分で考えれるようにもっていったらいいと思うんです。