107. 学長 < お菓子

 

何かを欲しがるその先にはその子の未来が繋がっている…

 

そんなふうにすら思わされる学長のお言葉です。

 

昨日の続きです。

 

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(学長)何か一つだけでもいいから得意なもの。

その子にはそういうふうに言ったんです。

絵を描くなら、それを徹底的に得意になりましょうと。

タブレットが欲しいなら、タブレットをまずあれして、その辺から自信をつけていきましょうとか。

あれでいくらでも勉強になるしさ。

使い方一つで、社会にすごく役に立つようになるかもしれない。

そういうことをちょっと知恵を絞って。

そういう教育の部分で、例えば不登校の子とかいじめの子を、知恵を出しながらなくしていくことを考えていってもいいんじゃないかなと思うんです。

 

(受講生)はい。

 

(学長)たまたま偶然ね、昨日その不登校の子を2人連れてきたんです。

 

(受講生)はい。

 

(学長)その小っちゃい男の子はね、一回お母さんが私んとこに不登校で悩んで連れてきて、面談してからね、何歳ぐらい? まだ小っちゃいね。

 

(受講生)小っちゃかったです。

 

(学長)私と面談した後、ガラッと変わったんだって。

「何で?」って言ったら、その子はこうやって言うわけ。「お菓子買ってくれたから」って。

 

(受講生数名)あははは。

 

(学長)あはは。俺の面談じゃなくてお菓子か。

 

(数名)あははははは!

 

 

(つづき)