136 日本人の対応

親の元から離れられなくしているのは、一体なんなんだろう?

昨日の続きです。

 

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(受講生)話、戻すんですけど。先ほどの布団の話ですけど、放つ愛というのは、自分でほっといて何も言わない?

 

(学長)そうじゃないと思う。

 

(受講生)微妙に分からないんですけど。

 

(学長)先ほど言った四つの「やってみせ、言って聞かせ、やらせてみて、褒めてやる」。

 

(受講生)そこはあるんですね。そこ、微妙。

 

(学長)例えばね、ある教育者がね、船に乗っていた日本の親が子供をするのと、どこの国だか外人の親と両方親がいて、子供が船のデッキの上で遊んでるの。

 

全く日本人とその外人の親の対応が違ってたと、ずっと昔聞いた話を今でも覚えてるんだけど、これは大事だなと思って。

日本人の当時の、たまたまその人だけなのかもしれない。子供の襟首つかんで、船が揺れるから、危ないから、どこでもついていって、こんなふうにやってるらしい。

「危ない、危ない!」とかって言いながら。

で、もう1人の外人の親のほうは、子供に好きにやらせて、後ろで見てるんだって

危ない方に行ったら、バーッと走っていって、ポッとやって元に戻して。

で、またずっとやらせて。

ちょっとまずいなと思ったら走っていってあれする。

全く対応が違ってたという、そういう話を昔聞いたのを今でも覚えてるんですけど。

もちろん私は、どちらかって言うと後者のほう、外人の対応だと私は思いました。

自分の思い通りに、そしてなおかつ「そんなとこ行ったら危ないわよ」とかって言いすぎちゃって、必要以上に恐怖感を与えちゃったりするから。

危ないのは危ないで、ちゃんと教えなきゃいけないけど。

親が子を押さえてれば安心だといったら、いつまでたっても親のもとから離れなくなる。