35.親子の脱皮13

【佐藤康行】親の懐には限りがあるけど、社会の経済には限りがないでしょ。社会全体を経済だと思う。その社会のお金をいかに下ろしていくか。その降ろしていく方法って言うのは、社会のお役に立って、働いてお役になって給料として利益としてやっていくか。お役になってその預金の引き出し方が引き出される。私も14歳でお袋が死んで、15歳で出て来た。皿洗いから初めて一生懸命営業をして、何十店舗。いくら稼いだって世の中は金減らないわけ。私もその会社を作った。それも含めて世の中です。税金で死んだら持って行かれる。

 

 

  • その時はなんでこんなことやっているんだろうって思いませんでした?

 

 

【佐藤康行】私はそう思ったとき会社を辞めました。レストラン70店舗あった。そんなことで。無くてはならないこと。なんでこんなことやってるんだろうなって思ったのは本来のやるべきことがあるから、そちらに行かせないように本来のことをやるように、私にはそう見える。

 

 

 

 

親子の脱皮、これにて終了です。数年経ち、息子は自分のやるべきことをやるために、海外に旅立ちました!私たちには図れ知れない器を持つ子供に幸あれと祈るばかりです。さらに、この面談後、この息子に親が真我を引き出されるという大変貴重な経験をさせていただきました!また、機会がありましたらブログにアップいたします。

 

 

今回の「親子の脱皮シリーズ」をアップしている期間、4年前まで勤務していた学校の咲ちゃんという生徒さんから「自殺未遂を繰り返している。会えませんか?」という連絡を頂きました。このことを機に、6年前に開催された「佐藤康行 教育セミナー」の記録を何度も読み直してみました。その中でも「本物の教育者」についての学長とのやり取りに、魂が揺さぶられました。ごく一部ですが、明日からは「本物の教育者としての常識」シリーズをアップしてまいります。本物の教育者とは。。。受講生と学長の三日月 対 満月理論のぶつかりあいが素晴らしかったです。