190 噛み合わないのは思想になってるから

2016年から2017年にかけて、数名の受講生と佐藤康行学長と「満月教育研究会」を発足しました。

 

このブログでは、その時の記録をシリーズとしてお届けしています。

 

出来るだけ個人的な意見を交えず、その時の記録をご紹介していきます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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(受講生)YSメンタルヘルスのことですか。

 

 

(学長)そう。あそこの研修場があるでしょう? 広い所。あそこを全部コールセンター部隊にしちゃおうかと、電話を230台入れて。全国から集まってきた人にそこで電話をしてやってもらおうと。全部営業は人間関係ですから。人間関係の天才になれたら一番いいわけです。

 

 

(受講生数名)ああー。

 

 

(学長)だって、みんな苦しむのは全部人間関係なわけです。夫婦の人間関係、親子の人間関係、職場の人間関係、お客様との人間関係、自分自身との人間関係。全部人間関係。人間関係を制覇した人が人生を制覇した人だと思う。ビジネスだってお客さんの心を捉えなければ繁盛しないわけです。政治家だってみんなの心を捉えて選挙に受からなければ当選しないから、当然大臣にもなれないわけ。全部人間関係。だから、人間関係の天才になる。どうですか?人間関係の天才というのは。『仕事の80%は人間関係で決まる』という本を出したら、かなり売れたんです。はい、どうぞ。どなたか手を挙げて。

 

 

(受講生)質問があるんですけども、今の人間関係の。先ほどおっしゃったように、学校自体が認めたり引き出していく、子供がのびのびしたりというのがあるのはいいと思うんですけど、ただ、本人の根本原因と環境ってのがあるんですけど、外に一歩出たりすると、全くそれがかみ合わなくなってしまうということが、ままあるような気がして。

 

 

(学長)「外に出る」って?

 

 

(受講生)例えば、さっき言った保育園だったところが小学校に行きました。でも、小学校はそんな方針ではやってない。学校の教育の中で……。

 

 

(学長)ああ、全く違う環境になっちゃう。

 

 

(受講生)そうです。塾とか学校とかっていう私塾という所でやったりしてるうちはそれが認められるし、親も感じてるんだけども。じゃあ、そうじゃない教育の仕組みの所に入ったときに、それはかみ合わない……。

 

 

(学長)かみ合わないのは知らないうちに思想になってるからじゃないですかね。要するに、自分が今まで生きてきた環境と違う所で人間関係でもうまくいくような教育をすればいい。どんな職場にいるか分からない。とにかく自分とは違う人種がいる中で、そこで人間関係がうまくいくような教育をすればいい。

 

 

(受講生)ああー、はいはい。

 

 

(学長)うん。

 

 

(受講生)それが伝わるといいですね。