8. 常識が人を三日月にする 5

(K)子どもを見たときに問題に目が行く。

 

 

(佐藤康行)もちろん私も目がいくけど、しかし、目が行くけどそこには振り回されない。そこでパっとスイッチを変える。

 

 

(K)丸の部分を学長は見て、問題の部分はなくなる。

 

 

(佐藤康行)雲を見たら雲に振り回される。「雲は本来こういう形であるべきだ」と。「じゃあ、私がなんとかしよう」と。でも、あくまでも雲は雲なわけです。しかし私は雲の向こうにある太陽を見る。太陽だけしか見ていない。この子は「太陽、太陽」と言っている間に間もなく雲が消えてくる。

 

すーっと消えてくる。さらに太陽と言っている間に雲がなくなって、太陽が煌々と輝く。

太陽しか相手にしない、満月しか相手にしない。

 

もし一番早くそれを身につけたかったら、私がカウンセリングをしているところを横で見ていたらいい。まず自分がわかるようにならないといけない。誰かに教える前に。自分がそのようなやり方しか出来ないくらいになればいい。段々見えてくると思う。

 

今話を聞いていると、「土下座」とか「波がある」とか、「怒鳴った」そういうものしか残らない。「一体その人は何を言いたかったのか」、そこにだけ焦点を絞ったらどうでしょうか。