92.子育てのギャップから戦争へ

 

 

(質問者)私たちの会社はスイミングスクールをやってて。私の父の先代がやってたのは、不登校になった子供たちをプールに通うと、教育委員会とかそういう仕組みを作ったんですね。そういうことをやったり、今は家庭教育セミナーとかっていうのを年に何回かやって、講師の方をこうやって話をする会で、10人とか15人ぐらいのお母さんたちが子供を連れてきたりしてやったりしてるんですけど。

ただ、そこでやってるのはどちらかというと、お母さんたちとしては、「頭じゃ分かるけど、でも毎日怒っちゃって、最後子供をたたいちゃって、最後泣けちゃうの」みたいな話だったりして。実際「命を生かす」とか「その子が天才になる」ということころとすごくギャップを感じていて。じゃ、どこから始めていったら、今目の前にいるお母さんたちとかその子供たちと共なところから、今の話が始められる。すごくあっちとこっちの話をしてるみたいな感じで、単純にやったらいいんですけど、どうしたらいいのかなと。

 

 

(学長)一つは「人類」っていうのがあるでしょう? 人間。二つ目は「日本人」ってのがあるじゃないですか。まず一番大きなとこで、「人類全体というものはどういうものなのか」。そして、全世界も含めてです。その中の「日本人」ってあるじゃないですか。

日本は昔、戦争の歴史がありますよね。第一次世界大戦、第二次世界大戦、日清戦争、日露戦争。その前は国内で国取り合戦やってましたね。豊臣秀吉、徳川家康、みんな戦争してました。みんな殺し合いしてたわけ。戦前って言うけど、全部戦争だと思いますよ。決して第二次世界大戦だけじゃない。全部戦争の歴史。

 

(つづく)