108.子どもは何で変わるのかを研究

 

子どもが欲しいものをうまく使うことの可能性を教えていただきました。

 

昨日の続きです。

 

***************

 

(学長)でも、そう思ったけど一瞬ね。

「じゃあ、お菓子を買ってあげたら変わるんだと思ったら、ちゃんとそれをうまく使おうよ」って言って。

お菓子を用意してて。

ここまで言ってないけどさ、猿や犬を調教する時、やっぱり何かあげるじゃない。

何かできたらあげるじゃない。

人間も変わらないと思うんだ、私は。

 

(数名)そうですねえ。

 

(学長)うん。あれ、何にもやらないでやったら、やらないですよ。

 

(受講生)やらないですねえ。ふふふふ。

 

(学長)私は利用してもいいと思うんですよ。

 

(受講生)なるほど。

 

(学長)ちゃんとえさで釣る。

 

(受講生)はい。

(受講生)うーん。

 

(学長)だって、社会が全部えさで釣ってるんですよ、「こうやったら課長になれる」とか。

「給料がこんだけになる、ボーナス増える」とかさ。

 

(受講生)んふふふ。

 

(学長)全然変なことじゃないですよ、これ。

 

(受講生)ほおー。

(受講生)「物で釣るのってよくないのかな」って思っちゃってたんですけど。

 

(学長)それは勘違い。

 

(受講生)勘違いですね。

 

(学長)勘違い。

 

(受講生)はあー。

 

(学長)何かがいいと思う。

例えば、ここに来るのも、何かがいいと思ってるから来てるはずなんです。

 

(受講生)はい。

 

(学長)「その何かは何なのか」っていうだけであってね

だって、UさんやNさんは学校提供するってのは、何かいいと思ってるから

例えば「社会のためになる」とか、そして「自分が今まで何かあれしたものを、彼岸を達成できる」とか、何かあるから、あれなんです。

何もなくてやるのはないんです、この世の中に。

それは、たまたま自分の目の前の欲に見えるものなのか、それとも人に喜んでもらうものかの違いだけで。

それもやっぱり何かなんです、それも含めて。

 

(受講生)はい。

 

(つづく)