142 常につきまとう問題

この二つの問題は、肝中の肝ですね。

 

昨日の続きです。

 

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(受講生)現実な部分では、例えばうちの息子だったら、保育園に行けば、喜んで走り回ってみんなが「こっちに来るよー」という時に、1人だけどっかにギャーッと走っていって、母親は手が付けられなくて、最後は泣いてるというようなことが実際あったりするんですね。でも、それを見て、「子供の個性を伸ばすから、元気に走り回るのがいいよ」っていうことを片方では願うけど、片方では「いつもそれで悩んでる妻がいるなあ」みたいなのがあると、ちょっとその……。

 

(学長)ただね、仕事ってのは、常に二つの部分がどこに行ってもつきまとうんですよ。

一つは、何かをやり遂げる能力です、技術。

もう一つは人間関係なんです。

例えば、勝手にそうやったら、人間関係の部分でまずい場合があるじゃないですか。

スポーツでも、例えばサッカー選手だったら、ボールをける技術とチームワークってあるわけじゃないですか。

例えば、そこで好き嫌いが激しかったら、「こいつには送ってあげるけど、こっちには送らない」とかなっちゃった瞬間に、チャンスをどんどん逃がしちゃうから、その人は決して才能が生きたことにならないでしょう? 

人間関係とそのものを遂行する力と、この両面は常につきまとう、子供の時からも。

子供の時からつきまとう。

学校の勉強はできるけど、友達みんなからいじめに遭うとかさ。

うまくいかなかったら、やはりまた苦しむことになっちゃう。

これはいつでもちゃんと教えてあげなきゃいけないし、またやり方をちゃんと知らなきゃいけない。

人間関係。

いや、どっちがあれかというと、人間関係のほうがあれなんですよ。

みんな人間関係で苦しむわけ。それが親との人間関係とかね。夫婦の人間関係も見てるわけです、子供は。

私の本でね、電子書籍で一番売れた本が『仕事の80%は人間関係で決まる』って本があるんです。

あれは電子書籍で一番売れたんです。

人間関係の技と、何か自分の天才を生かすのと両面やっていく。どうぞ。