182 絶対外れないやり方

2016年から2017年にかけて、数名の受講生と佐藤康行学長と「満月教育研究会」を発足しました。

 

このブログでは、その時の記録をシリーズとしてお届けしています。

 

出来るだけ個人的な意見を交えず、その時の記録をご紹介していきます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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(受講生)分かったら。

 

(学長)例えば、この人が今転んだら、その人を助けて立ち上がらせる方法はいろいろあるじゃないですか。口で言う方法もあるし、手を差し伸べる方法もあるし、両手でやる方法もあるし。何か持ってきてあげてやる方法もあるだろうし、他の人に協力させるやり方もあるだろうし、いっぱい出てくるわけ。それだけでも何十って出てくるじゃないですか。その人を立たせることが目的であって。

子供が自立することが目的だったら、とりあえず一回手を引いてあげてとかね。そして、この辺で離してとか。で、自分でやらせてみて、「おお、素晴らしい」とか言ってあげてもいいし。お小遣いあげてもいいだろうし。何かうまいもん食いに連れていってもいいし。「明日はもうちょっと、ここからこれをやろうね」って言ってあげてもいいし。「このまんま行ったら、すごいことになるかもしれないよ」って将来のこと話してもいいだろうし。

「でも、こうやってなれたのは、お父さんやお母さんのあれかもしれないね」って。「そういうこともお父さん、お母さんに言われてるのよ」って。「あなたのこと、いつも気にしてるよ」って言ってあげたら、今度お父さん、お母さんも巻き込んで、そうやって言われてよくなって、怒る親なんているわけがないんだから。「お父さん、お母さんのおかげだよね」って言ってあげればいい。絶対外れないわけです。その子がそのまま家に帰って親に言っても、絶対外れないわけです。安心してね。

「この子、家に帰って、親に何言うか分からない」と思ってるようなこと、心配したりする可能性あるでしょう? 「あの先生、こんなこと言ってた」って。全然曲がって取られちゃったら。でも、共通したことがあるわけです。絶対に曲がって取られないような言葉があるわけ。みんな静かだねえ。私1人でガンガンやって。ごめんなさい。